おはにちばんわ。せんば千波です。
先日、テレビで初耳学を見ていて、この人すごいなと思って調べた方。
↓Youtubeのリンクを貼っておきます。
英語学習や人生の歩み方、東大に合格した勉強方法などを動画で解説されています。
さて、その中で気になった本があったので、購入して読んでみた感想です。
日本人のための声がよくなる「舌力」のつくり方/篠原さなえ 著
こんな方に読んでほしい!概要・要約
まずは、読んで欲しい、読むと人生変わると思う、ターゲット。
こんなお悩みがある方、必読です。
- 滑舌が悪いとよく言われたことがある。
- 猫背、姿勢が悪い。直らない。
- モゴモゴ、籠ったような声で、よく通らない。
- 何回も聞き返されることがある。
- 舌がうまく回らないと感じることがある。
- 鼻にかかったような声だと感じる。言われたことがある。
- 睡眠時無呼吸症候群。
- 喉がよく腫れる、鼻詰まりが慢性的にある。
- アナウンサー、声優、ラジオパーソナリティー、DJなどの声を使う職業の方。
著者の篠原さなえさん自身も、テレビやCMのナレーションをする声のお仕事をしており、声のプロに対して指導もしておられます。その経験談も踏まえて書かれているので、説得力がありました。
概要
舌力とは?滑舌良く喋るために、シャープでよく通る声を出すために必要な力。筋力のこと。
この舌力に関して、これまでの声の指導で見てきた人達の「声が通らない原因」「滑舌が悪い原因」を分析してきた著者が、舌力の重要性、筋力が落ちる原因、対処方法、舌力筋トレの方法を紹介。ポカン口、口呼吸、舌足らずな喋り方の原因は舌にあるという。正しい舌の位置から舌小帯問題、顎関節や歯並び問題に関しても、声に関わることから触れられています。
およそ200ページの単行本です。最後の方に舌力筋トレの解説が写真付きで載っています。
「舌筋トレ」実際にやってみた
私は本書にある分類の「低位舌」(舌全体が下顎側についてしまっている状態)と「前位舌」(舌の前方は上顎に収まっているが、後方は下側に落ちている状態)のうち、おそらく「前位舌」でした。あと鼻にかかっているような声で、喉も腫れやすいので、(そういえば蓄膿症と言われたこともあった)鼻に問題ありなのですが、とりあえず巻末にある舌力筋トレをやってみようと思い、やった感想です。
まだ1回しかやってませんが(汗)、いかに普段舌を使えていないかを思い知らされました。それこそ、吹奏楽時代にタンギング(音を細かく切る時によく舌を使っていた)時はできていたものの、楽器から離れて10年も経つ。まるで新入部員の基礎練習の時のように、筋トレ後は舌がつりそうになりました(汗)。
大学生からは話すことくらいでしか、舌を使うことはなかったのですから、当然と言えば当然かもですね。カラオケだって毎日行って歌っているわけでもないですし。これは筋力不足にもなりますわね。
もう少し継続してやってみて、変化をみていこうと思います。
子どもの頃からやっておけば。パパママ世代に知って欲しい。
本書の中では、「子どもの時に知っておけば人生変わった」「もっと早く気づいていれば、苦労しなかったのに」と後悔しているという声もありました。子どもの時には自身では気づけないようなこと、解消できないこともあり、周りの大人、パパやママが気づいて処置してあげられたら、悩むこともないだろうと書いてありました。
「舌小帯問題」「歯の矯正」「顎の関節」「鼻詰まり」「口呼吸」など。これらは子どもの頃に大人が注意して観察して、原因を解消してあげることがその子にとっても大事ですよと書かれていました。
私もよく、口閉じなさい!と言われてましたね。ありがとうね。
でも、口を閉じるだけではないんだなということも、書いてありました。舌の力って意外と強くて、歯並びにも関係するんだとか。
例えばですが、子供がポカンと口を開けている→鼻が通っていなくて、息苦しいから、口呼吸になっている→病院で診てもらう⇨慢性鼻炎でした。と、いうこともあると。
全員そうというわけでもないのですが、あくまで一例です。他も、舌小帯の引っ張る力が強いとか、単に舌力不足とか、腹圧が足りないとか、原因は様々です。
声は見た目の次に、その人を形作るものだと思います。お子さんを持つパパママ、ずっと声に対してコンプレックスに抱えてきた方、一度読んでみませんか?
日本人のための声がよくなる「舌力」のつくり方/篠原さなえ 著
の紹介でした。ありがとうございました!